【2014年 8月】熊 文子 さん (アトリエ・オモ3会員/日曜・静物クラス)

上からどんどん描けて、手を入れる毎にリアルになって いく油絵の手ごたえが私はとても好きです。パレットで 直観的に作った色をすくい取り筆先に集中してキャンバスに 色を置いていく時、自分の存在が絵の中に溶け込んでゆく ように感じることがあります。

作品

また昔の記憶の断片が蘇っ てきたり、もっと日常些末なことについて心の整理をつけて いることもあります。時間がカチカチと私の頭の上を流れて いて同時にしっとりとした世界に身を置いている感覚、 これが私の絵を描く理由の一つであるのかもしれません。 

 

作品

アトリエはそんな時間を私に与えてくれる大切な場所です。 
先生からのアドバイスは絵を描く方法だけでなく、 
モノの見方、絵の作り方について気付かせてくれます。 
最近はマチエールをつけたり、グレーズをかけたり技法に 
ついても興味が出てきました。絵具の名前も少しずつ 
覚えたいとか、美術史についてもっと知りたいとも。 
 アトリエで開かれるワークショップにはそんな好奇心に 
応えてくれる企画が多く、できるだけ参加するように 
しています。この夏の講座にも参加する予定ですが 
今からとても楽しみにしています。

作品

■プロフィール■

1974年 愛媛県生まれ

2011年8月 おも入会  エビスとかけもち中

「とり展3」 9/13~15に出品します

※プロフィール写真:デザインあ展より