『ちょっと絵が描ける』と言うのは案外役に立ちます。 達筆な文章が書けない分、季節の花を手紙に添えてごまかしたり、 娘を主役にした手作りの絵本で、悪さをしてはいけないと戒めたり、 娘達の小学校のバザーの看板描きを一手に引き受けたり… 『ちょっと絵が描ける』ことが、私の人生の中で役に立ってきました。
そんな『ちょっと絵が描けるオバサン』が、前回のエビオモ展で、なぜかオーナー賞を受賞。 『かなり絵が描ける人達』と展覧会をご一緒する機会をいただきました。 展覧会は、初めてではありませんでしたが、6人展『視点』の皆様は1㎜2㎜にこだわる、 『プロフェッショナル仕事の流儀』のような方々ばかり。 ご迷惑をかけずについていくのが精一杯でした。
でも、展覧会にいらしてくださった方々から沢山のお褒めの言葉をいただき、 また、ポストカードにしたフレンチブルの絵が知り合いの現代アーティストの目にとまり、 ぜひ譲って欲しいと言われる等、とても素敵な経験がたくさんできました。 今は、山中先生のアカデミックなご指導のもと、抽象画を勉強中。 同時に、『ギフトの気持ちで絵を描く』との中島先生のアドバイスで、 家族や友人の節目のお祝に贈る絵も描いています。
社会貢献とは程遠い主婦業ですが、これからも『ちょっと絵が描ける』ことを生かし、 サムホール展の支援活動参加や、お世話になった友人達を幸せにするような絵を 制作して行けたらと思っています。
≪プロフィール≫
山田 佳代
東京 恵比寿生まれ。 専業主婦。(2人の娘の巣立ちはもうすぐのはず…)