学生の頃よりアトリエにお世話になり、絵を描いてきました。 もう6年近くでしょうか。
振り替えれば、仕上げた絵の数はほぼ片手で収まり、
半分以上が模写という事実は、 人間前向きが肝心と強く思う次第です。
日本画との出会いは琳派か等伯かの絵を見たのが最初かと記憶して いますが、
妙にカッコ良かったのを覚えています。
妙にカッコ良かったのを覚えています。
よほど気に入ったもんですから、趣味にすればこれ良しと思い、 アトリエに通うことにしました。
画力はそりゃキレイサッパリでしたが、そこは気にせず。
まぁ今も大して変わりませんが。
昨年のエビオモ展に出させていただいた作品、 大変思い入れ深く描いていました。
日本画への憧憬として、絹本が魅せる品のある透度の高い表現が
大きく占めているもんですから、それをついぞ描く、 となれば気合が入ったもンです。
大きく占めているもんですから、それをついぞ描く、
気合が入りすぎて大変時間がかかってしまいましたが。 いい思い出です。
作品には桜と鶴が描かれています。
言うまでもなく桜と鶴なんざありえません。
その不安定さは、 鶴の立ち位置の不明瞭さも相まってある種の浮遊感を帯びます。
フワフワです。
鶴はまだ幼さが残り、桜も蕾が目立つ、言わば未成熟な状態。
そこからの可能性や期待といったものは、感じられるようで、
全く無いようにも思えます。
このまま熟せずただ朽ちていくようにも見えます。
連々と野暮を書いておりますが、要は、 気が付けば脆い絵にナッチャッタ!ということなのです。
そんなこんなで完成した絵はエビオモ展終了後、実家の両親のもと へ。
幸い、気に入ってもらえたようで安心しました。
アトリエのみなさま、いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
■プロフィール
山本益実
出身 北海道
趣味 映画鑑賞